あるひ、ばあさまはきものにつけるのりをにて、そとにだしてさましておいた。そこへちょんがやってきて、のりをぴちゃぴちゃなめてしまった。「だいじなのりをよっくもなめたな」ばあさまはかんかんにおこって、ちょんのしたをはさみでちょんぎって、そらにほうりなげた。