A traditional Japanese fable telling of a kind old man, his avaricious wife and an injured sparrow. The story explores the effects of greed, friendship and jealousy on the characters. Suitable for self-study, building vocabulary, and developing reading skills.
あるひ、ばあさまはきものにつけるのりをにて、そとにだしてさましておいた。そこへちょんがやってきて、のりをぴちゃぴちゃなめてしまった。「だいじなのりをよっくもなめたな」ばあさまはかんかんにおこって、ちょんのしたをはさみでちょんぎって、そらにほうりなげた。
はじめてのしたきりすずめ
むかしむかし。子すずめが、ばあさまのつくったせんたくのりをぺろぺろちゅんと食べてしまいました。おこったばあさまは、子すずめのしたをちょきんと切ってしまいました。しんぱいしたじいさまは、にげた子すずめをさがしにいきますが...
A kind old man and his greedy wife pay separate visits to the tongue-cut sparrow and receive as gifts just what they deserve.
雀をかわいがるじいさま。ふん、と横をむくばあさま。じいさまの愛の深さと、ばあさまの欲の深さを昔話はりくつをいわず、繰り返しというかたちで鮮やかに伝えます。
大きいつづらと、小さいつづら、かわいい子すずめのお土産はどちらを選ぶのが正解か...... 日本五大昔話のひとつ『したきりすずめ』は鎌倉時代初期には原型があり、さまざまな形で全国に伝わっています。そのおなじみのお話が、軽快で痛快な絵本になりました。童話作家・山下明生が、物語を鮮やかにうかびあがらせ、漫画家・しりあがり寿が、昔話の世界に挑戦した意欲作です。リズムの良い文章は音読にもぴったりです。
日本の昔話 2 したきりすずめ
A kind old man and his greedy wife pay separate visits to the tongue-cut sparrow and receive as gifts just what they deserve.
舌を切られたすずめを探しにいったおじいさんが、すずめの家でもらったつづらを開けると大判小判がどっさり。今度は欲の深いおばあさんがもらいにき、つづらを開けると......!
したきりすずめ