米沢藩の窮地を救った指導者たちの改革精神、手腕とは――。直江兼続、上杉鷹山、上杉茂憲の3人を軸に米沢藩の「精神の糸」を描く。
西欧化の嵐に打ち拉がれた明治期、日本的な心の強さ・美しさを説いた名著『代表的日本人』。そのエッセンスをベテラン歴史作家が語る! 【PHP研究所】
民を思い、組織を思い、国を思った稀有の人物・上杉鷹山。九州の小藩からわずか十七歳で上杉家の養子に入り、米沢藩の財政を建て直した名君の感動の生涯。(解説・長谷部史親/鑑賞・平岩外四)
米沢藩の第9代藩主で、領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけをつくり、「江戸時代屈指の名君」として知られる上杉鷹山。その鷹山公が、米沢に初めてお国入りをして今年(2019年)で250年を迎えます。本書は、単行本として出版される以前、約1年にわたって連載された「山形新聞」掲載時の『小説上杉鷹山』と、ビジネス書としてベストセラーになった『上杉鷹山の経営学』に加え、著者最新の上杉鷹山論、そして600冊近くにわたる童門冬二著作リストを収録。「上杉鷹山・総まとめ」となる一冊です。名藩主はどのようにして、人の心を蘇らせたのか?――愛民の思想にもとづく、やさしさと思いやりに満ちた地域づくりに目標をおいていた鷹山の改革は、SDGs(国連サミットが全会一致で採択した持続可能な開発目標)の先駆けとなるものであるという研究者もおり、世界標準の中での地域づくりという視点からも、再び熱く注目されています。
日本人および漢字名をもつ東洋人の伝記資料を収録した図書目録。1995年〜1999年に刊行された伝記、評伝、回想録、日記、書簡等の伝記資料14866冊を収録。人物は歴史上の人物から現代の文化人、財政人、政治家、市井の人まで約7500人を収録。図書は被伝者人物名を見出し項目とし、50音順に排列。データは著者名、書名、出版年月等の書誌事項を掲載。
明治・大正・昭和と、三井財閥のトップとして、日銀総裁として、大蔵兼商工大臣として、怒濤の人生を走り抜けた池田成彬??。しかし、日本の財界をリードしつづけたその業績と較べると、彼の名前はあまりにも知られていない。金融恐慌、2・26事件、そして太平洋戦争と、逆風吹き荒れるなか、世間の悪評を物ともせずに突き進み、歴史の荒波に消えていった池田成彬の人生に光を当てた長編小説。 【PHP研究所】