ブルース有機化学: 問題の解き方
ブルース有機化学概説
ブルース有機化学上
本書は、社会の多角的な要望に応える柔軟性のある頭脳をもつ化学者を育てるために、学問の基本の一つである有機化学の教科書としてふさわしいものである。本書は高校で学んだ化学を基礎として、知識を詰め込むだけにならないように厳選された有機化学の基本を学び、化学の面白さを認識してもらうとともに、なぜそうなるかを理解したうえで、自分で考える力をつけ、応用が利くように導く教育をめざしている。従来はいたずらに断片的な知識を詰め込んだために展開力に欠け、有機化学全体を捉える広い視野をもてずに化学自体に興味を失ってしまうことも多かったが、本書はこのようなことが起こらないよう工夫されている。また学生諸君に有機化学を何のために学んでいるのかを実感してもらうために、生物学、医学、そして産業への有機化学の応用を話題として取り上げるとともに、有機化学の主要な使命は新しい材料や製品の合成であることを示し、また各章に実生活に結びついた化学的な現象と有機化合物の働きを「ハイライト」に取り上げ解説している。本書では、(1)有機化学の視覚化につとめ、(2)重要な概念を見失わないために各章の最後に「概観」と題する節を設け、(3)種類と難易度の異なる問題を設け、その一部については取り組み方を示すなどにより、理解を確実なものとするようにしている。
有機反応の原理や概念を重視し,応用力を養うために配慮された定評ある教科書「ブルース有機化学」のエッセンシャル版.今回の改訂では,電子移動や逆合成解析など,学生が実際に手を動かして理解を深められるよう工夫された「チュートリアル」が追加されたほか,酵素・ビタミンや高分子,ラジカル反応などの解説が充実化されている.生物有機化学を重視した,ライフサイエンス系学部の講義に最適.原著名:
ブルース有機化学下
国立国会図書館蔵書目錄昭和 61年--平成 2年: 著者名索引